牛を食うのも大変だ!
米国からの牛肉輸入が再開される見通しとなったことで、吉野屋と牛角・松屋フーズ・すき家(ゼンショウ)のコメントが新聞に掲載されていた。
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(米国産牛肉の安全性を心配し、敬遠する消費者が出て切る可能性の指摘に対し)、客足が鈍るとしても一時的なもので、1,2年すれば受け入れられる。」(吉野屋)
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客のニーズに合わせ、安くて安全な牛肉を提供したい。」(牛角)
とある。いまの米国産牛の安全管理なんて「穴だらけ」なのにも関わらず、どのようにして安全と言えるのか、全く持って不明だが、吉野家は「安全」には触れず、「消費者に受け入れられる」としか言及しない。消費者舐められているぞ!
オーストラリア産牛肉では美味い牛丼はできない、という意見もあるようだが、先日食べた「松屋の牛丼」は僕には味が濃かったけれど、以前と同様においしく思えた。豚丼も「なか卯」のものは美味いと思う。(買収されてしまったけれど、なか卯はなくなってしまうのか?)
要は企業努力であろう。既にオーストラリア産や熱処理した中国産を利用して牛丼を提供している企業では、
「選択肢が増える事は歓迎するが、安全性や価格を見ながら対応する。」
「米国産をすぐに使いたいという状況ではない。」
というコメント。僕は在庫でさえ「怪しい」と思うので、BSE発生以前の在庫で商売している「吉野屋」には行きたくないし、米国産牛肉輸入再開したら「牛角」では牛肉は食べないぞ。
初出 Oct 07 2005
最終更新日 Oct 07 2005